毎朝の学校への連絡って、つらい、しんどい。
なぜか謝らないといけない気分になったり、責められてる気持ちになったりしてました。
それでも、欠席連絡は親がやるべきこと!
そう思って、毎朝なんとか気持ちを決めて学校に電話してました。
でも、そんなことなかったです。
もし担任へ電話したくないと思っているなら、ちゃんと変えられます。
学校への欠席連絡より、子どもの周りの大人が笑顔で過ごせることが何より大切!
学校への連絡頻度を減らしたり、連絡手段を変えていきましょう。
また連絡する際の注意点についてもお伝えしますね。
不登校で学校に電話するのがしんどいなら、まず頻度を減らす
なぜ学校への欠席連絡が必要なのか
当然のことながら、学校の先生方は子どもの安全に気を配っています。
学校に来ていないのなら、その安否確認をしなければいけません。
だから、学校からは休むのなら欠席連絡をしてください、と言われるんですね。
保育園や幼稚園で子どもの欠席確認をしないばかりに、悲しい事故が起きているのも事実です。
登校途中に事件や事故に巻き込まれる可能性もゼロではありません。
なので、学校が子どもの安否確認をしようとすることは当然だし、ありがたいことと考えることもできますね。
また、安否確認とは別に、不登校対策として、子どもの家庭との連携をとるという側面もありそうだと感じました。
学校への欠席連絡が途絶えてしまうと、担任と親の連絡も途絶えるということにもなりかねません。
それを学校の先生方は懸念している様子でした。
毎朝の欠席連絡があれば、その際に少しでもコミュニケーションが取れるし、子どもの様子を確認できますからね。
こちらの側面は、欠席連絡とは別枠で考えればいいことです。
どちらにせよ、学校への欠席連絡を負担に思っているときに、子どもの様子を聞かれるのも負担に思っていますよね。
それなら、頻度を減らす方向で考えていきましょう。
学校への連絡頻度の減らし方
学校側が安否確認が必要だという話とは別に、今あなたが学校への連絡がつらいと思っているなら対策は必要です。
学校は子どもの安否確認ができて、安全だと分かればそれでいいんです。
なので、学校に行く時だけ連絡するという形に変更しましょう。
それだけでも連絡頻度は減りますよね。
それに、「今日は学校に行きます」という話なら、親の心の負担がなく連絡できそうじゃないですか?
少しでも、負担を減らして心穏やかに朝の時間を過ごせるようにしていきましょう!
学校との連絡が少な過ぎても不安だという場合
学校への連絡が負担だけど、学校に行く時だけになったら、連絡頻度が少なくなりすぎて心配だという方もいるかもしれませんね。
その場合は、1週間に1度まとめて欠席連絡するという形もとれましたよ。
私も一時期は週の初めに「今週もお休みだと思います。もし行けそうなら連絡します。」という連絡をしていました。
その後、行く時にだけ出席連絡をする、という形にしてもらいました。
まずは、自分にとって最適だと思える連絡頻度を考えて、その時の状況に合わせて学校と相談していきましょう。
連絡頻度を変えるための学校への相談の仕方
学校への欠席連絡の頻度を減らしたいとなれば、学校に相談をしていきましょう。
私の場合は校長先生と話す機会があり、
「毎朝、欠席のお電話をするのがちょっと負担になってきてます。子どもも学校に行く様子はないので、学校に行く時だけ連絡する形にしてもいいですか?」
と相談してみました。
校長先生から
「学校としてはお母さんと連絡を取っていきたいので、1週間ごとでもいいので連絡していただけませんか?」
との提案が。
私としても、当時はそこが妥協点かなと考えたので、1週間に1度の連絡頻度となっていました。
その後、1週間ごとの連絡もしんどいし必要もないなと思い、出席の時だけ連絡する形となっています。
校長先生でなくとも、そのとき一番話しやすいと思っている先生に伝えることができたら、それで大丈夫です。
例えば、スクールカウンセラーや保健室の養護の先生に相談して伝言をお願いすることもできます。
もちろん、担任の先生に直接お伝えしても何の問題もありません。
先生に連絡頻度の相談をするときのポイント
相談の形をとる
自分の中でもう学校に連絡したくない!と思っていると
「明日から欠席の連絡はしません。行く時だけ連絡します。」
のように、一方的に宣言してしまいがちです。
これって、先生のほうから見ると、連絡はとらないといけない!と思ってるわけですから、
「それはできないので、連絡してください」となってしまうかもしれないです。
先生との関係を良好に保たないといけないわけではないです。
ですが、必要ないところで関係を悪くする必要もないですね。
相談という形をとり「○○したいのですが、どうでしょう?」「○〇という風にしてもいいですか?」と話すのがスムーズです。
主語は「私」で話す
話すときは、「私がつらいんです。困ってるんです。プレッシャーを感じてます。」ということを伝えてから、どうにか頻度を下げたい、ということを伝えましょう。
逆に「先生も大変でしょうから、ご迷惑でしょうから」というような、相手を主語にしてしまうと、「そんなお気遣いは不要です」となり、話が進みません。
多少大げさでも、「私」がどう思ってるのかを伝えて、だから連絡頻度を下げたいと思ってることを伝えてくださいね。
学校への連絡手段を変える
学校への連絡手段によっても、親の負担は違うものです。
どのような連絡方法がとれるかも相談していきましょう。
電話
いちばんメジャーな連絡方法は電話ですが、いちばん親の負担が大きいのではないでしょうか。
私が電話で休みの連絡していたときは、「○年〇組の○○です。」と言っただけで、「あ~」というような声にならない声を感じてましたね。
それだけでプレッシャーを感じて、胸がキュッとなるような苦しさでした。
学校の先生としては「今日もお休みか。心配だな」くらいの「あ~」だったかもしれません。
でも、ストレスだらけのときって、そういうささいなことでも勝手に傷ついたり、責められてるように感じてしまってました。
なので、電話以外の連絡手段をおすすめしますが、学校によっては電話しか手段がないかもしれません。
その場合、まずは、他の家族に電話してもらえるよう相談してみましょう。
ご主人でも、おじいちゃんでもおばあちゃんでも、電話をするのは誰でもいいです。
「私は学校に電話をするのがつらい」というSOSを出していいんです。
まず、周りに助けてくれる人がいるか助けを求めてみてください。
どうしても自分で電話しないといけないときの対処法として、学校に電話する時間帯を変えることもできます。
授業時間に入ってからの電話なら、担任の先生が電話にでることはありません。
もし話しやすい先生がいるなら、その先生とだけ話すこともできます。
とにかく、自分が少しでもストレスを減らせる方法を考えて、行動していきましょう。
メール
学校への連絡方法でメールシステムを導入しているところもあります。
メールができるなら、ぜひともメールでの連絡にしていきましょう。
ただ、メール対応してくれるかは学校によるところが多いですよね。
私も一度先生に電話でなくメールでの連絡はできないか、と相談したことがありました。
ですが、メールでの連絡方法はとっていないと断られてしまいました。
もし、お子さんの通っている学校がメールで連絡が取れるなら、休むときの文面を作っておいて、出来る限り負担を減らしていきましょう。
アプリ
アプリも導入しているかどうかは、学校によりますね。
うちの子どもが通っていた学校では途中から学校との連絡アプリが導入されました。
電話で連絡していたときと比べて、アプリでの連絡は心の負担が減りました。
ですが、それでも毎日のことだとしんどい、つらいというのは続いていました。
なので、アプリの連絡でさえ今はしていません。
学校に連絡するときの注意点
ここで、学校に連絡するときに注意してほしいところがあります。
それは、学校を休むことを謝らないことです。
特に要注意なのは、電話で欠席連絡をするときです。
子どもは親のことをよく見ていますし、何を言ってるかよく聞いています。
特に学校の先生と話していると分かれば、子どもだってドキドキして心配して緊張して気になっています。
そこで親が「今日も学校を休みます。すみません。」って言ってるのを聞いたら、どうでしょう。
子どもは、学校を休むことを悪いことだと思っていることが多いです。
お母さんが先生に謝っていたら、学校を休むという罪悪感を増幅させてしまいます。
お母さんが休むことを謝ってしまうのは、お母さん自身も学校を休むことに罪悪感があるからかもしれませんね。
私もそうでした。
罪悪感だらけで、電話をするたびに「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」「すみません」と、何度謝ったか分かりません。
そして、それを何度子どもに聞かれていたか分かりません。
たくさん間違って、子どもも私も傷ついてきた、傷つけてきたからこそ、言いたいです。
学校を休むことに罪悪感を持つ必要はありません。
謝る必要もありません。
学校を休むことを伝えて、何か言われたら「ありがとうございます」でいいです。
謝るのはおしまいにしましょう。
電話でなくメールやアプリでの欠席連絡でも、「今日は欠席します」というだけで大丈夫です。
謝らないといけないことなんて何もないですよ。
「今日も生きててありがとう」でOKです。
不登校で担任への連絡のしんどいときのまとめ
不登校での欠席連絡は親にとって負担になってることは多いです。
でも、そこに労力をかけることはやめましょう。
まずは、学校との連絡頻度をさげることを考えていきましょう。
連絡だって他の家族に頼ってもいいです。
メールでもアプリでも使える手段は使っていきましょう。
一番大切なのは、子どもの近くにいるあなたが穏やかにいられること。
そして、学校を休むことに罪悪感をもたないこと。
それができれば、子どもだって穏やかに過ごせるようになっていきます。
大丈夫。安心していきましょう。
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